スピノザ
時代
17世紀
ジャンル
形而上学
認識論
政治哲学
汎神論
倫理学
人物プロフィール
1632〜1677年。オランダ・アムステルダム出身の哲学者。ユダヤ系家庭に生まれるが、独自の神観や世界観により宗教界から破門される。神と自然を同一視する「汎神論」を展開し、合理主義の極北として『エチカ(倫理学)』を幾何学的論証形式で執筆。自由と必然を両立させた体系的思考は、ヘーゲルやドゥルーズをはじめ多くの後世哲学者に影響を与えた。
思想のキモ(3行まとめ)
• 神=自然という「唯一実体」の思想をもとに、全存在を一元的に捉える
• 人間の自由とは、自然法則を理解し、それに従うことにある
• 感情(パッシオ)に支配されず、理性による認識と自己理解が幸福をもたらす
キーワード
汎神論
唯一実体
自然神
エチカ
感情論(アフェクト)
自由と必然
理性の力
知的愛
現代的応用
• 環境思想やスピリチュアル系での「自然と一体化する」思考の原点
• 自己肯定や自己理解における哲学的視座
• 感情の分析・構造的理解によるセルフマネジメントの理論基盤
• 国家と宗教の分離=自由国家論の先駆け
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外部コンテンツ・参照
