アンセルムス
時代
中世ヨーロッパ
ジャンル
スコラ哲学
神学
認識論
存在論
キリスト教哲学
人物プロフィール
1033〜1109年。イタリア出身、カンタベリー大司教。中世スコラ哲学の先駆者として知られ、信仰と理性の調和を目指した。神の存在証明として有名な「存在論的証明(ontological argument)」を提唱し、トマス・アクィナスやデカルト、近現代の哲学者にも多大な影響を与えた。
思想のキモ(3行まとめ)
• 「理解するために信じる(信じてから理解する)」という神学的方法を提示
• 神の存在は、思考において最高の存在を否定し得ないという論理から証明できる
• 神の本質に関する問いを、理性の枠組みで深く考察した初期の体系的神学者
キーワード
信仰と理性
存在論的証明
カンタベリー
論証的神学
普遍概念
最高存在
現代的応用
• 哲学的神学(Analytical Theology)における基礎モデル
• 「抽象概念から現実の存在を導けるか?」という存在論の核心への貢献
• 信仰と科学・理性の関係についての再評価材料
• 思考実験や仮定論証の原型としての価値
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外部コンテンツ・参照